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Shopifyの棚卸で在庫が合わないとき|楽天・Amazon併用店の差異調査と修正手順

棚に49個あるのに、Shopifyには40個と表示される。その差を見て9個追加する前に、表示しているのが手持ち数量か、販売可能数かを確認してください。比較する数量の種類や時刻が違えば、足りない・余っているという判断も変わります。

この記事は、開店時の初期在庫登録ではなく、販売を続けた後の棚卸差異の調査を扱います。複数販路の販売枠を最初に決める方法は楽天市場・AmazonとShopifyの在庫設計を参照してください。

数える範囲と、比較時刻を先に固定する

同じSKUでも、自社倉庫、店舗、Amazon FBAでは保管場所が異なります。Amazon公式のFBA案内は、Amazonのフルフィルメントセンターへの納品と保管・出荷を説明しています。自社倉庫の棚卸にFBA保管分を足さず、FBA向けに発送した移動中の品も別に追います。

まず次の項目を棚卸の記録に残します。

  • 対象SKU、色・サイズ、入り数、保管場所。
  • 比較する在庫台帳・画面と、その取得時刻。
  • 数え始め・数え終わりの時刻と担当者。
  • 良品、未発送分の確保、検品保留、不良品の区分。
  • 計数中に動いた出荷、入荷、返品、拠点間移動。

作業区画の入出庫を一時的に区切れるなら、担当者と時間を決めます。止められない場合は、計数中の動きを別記し、同じ基準時刻に戻して比較してください。たとえば計数中に2個出荷されたなら、出荷前の画面と出荷後の現物をそのまま比較しません。

手持ちと販売可能数を分けて差異を計算する

Shopify公式の在庫状況では、手持ちは引当済み・利用不可・販売可能の合計です。入荷予定は、現在その場所にある手持ちと分けます。

次は、Shopify管理対象の1ロケーションだけを数える編集部の仮例です。他販路用の在庫枠は含まず、計数中の入出庫もありません。実物49個には、画面と一致する引当済み8個、利用不可4個が含まれると確認できた条件です。

区分計数前の記録現物確認後の比較値
手持ち5249
引当済み88
利用不可44
販売可能4037

手持ちの差異は 49 − 52 = −3個 です。現物確認後の販売可能数は 49 − 8 − 4 = 37個 なので、画面の40個より3個少なくなります。棚の49個を販売可能数として入力すると、引当済みや利用不可まで販売枠へ混ぜてしまいます。

ただし、−3個を見つけただけでは紛失と確定できません。数え漏れ、別の棚への移動、未記録の出荷などを調べます。引当済み8個と利用不可4個が正しいか未確認なら、37個も確定値にしません。

数量を直す前に、履歴から原因を絞る

Shopifyの在庫調整履歴では、変更日時、作成者、数量への影響を確認できます。倉庫の入出庫記録と、同じSKU・ロケーションで突き合わせます。

調べる候補確認する証拠次の判断
数え漏れ・入り数の違い別棚、梱包単位、担当者による再計数現物数を確定する
入荷・出荷の未記録納品書、出荷記録、反映時刻元の処理の記録漏れを確認する
返品の二重加算返品受付、検品、返金時の補充、手動調整同じ返品を複数経路で戻していないか確認する
拠点間移動の途中移動元の出庫、移動先の受領到着前の品を両拠点で数えていないか確認する
連携による上書き更新元、同期時刻、変更方向在庫の正本と手動変更の扱いを確認する

返品は旧注文の返品と在庫復帰も参考にできます。原因が分からなければ「差異あり、原因未確定」として記録し、紛失などの理由を推測で確定しません。

併用店は、各販路の数字を足して直さない

同じ自社倉庫の在庫を楽天市場・Amazon・Shopifyへ表示しているなら、その表示数量の合計は物理在庫ではありません。一元管理している場合は、正本の在庫と各販路への反映時刻を確認します。販路別配分なら、各枠に使う未確保の数量の合計が、実際に販売へ回せる量を超えていないかを調べます。

他販路の未発送注文を倉庫台帳で確保済みにしている場合、その分を再び引かないようにしてください。反対に、Shopifyにその確保が反映されていないなら、Shopify画面だけで倉庫全体の販売余力は判断できません。

連携サービスを使っている場合は、手動調整が次の同期で上書きされるか、注文・取消・入荷のどの操作がどちらへ反映されるかを提供元へ確認します。Shopifyで数量を直すだけで楽天市場・Amazon側も直るとは想定しません。

修正は一つの経路で行い、反映後を再照合する

現物数と原因、正本が確認できたら、更新担当者と経路を一つに決めます。元の入荷処理を修正するのか、棚卸として数量を調整するのかも区別してください。同じ不足を、入荷登録と手動調整の両方で埋めないようにします。

更新前の値、更新対象、変更量または設定する絶対値、理由、担当、日時を残します。保存結果が分からない場合は、履歴と現在値を確認してから次の操作へ進みます。同じ差分を繰り返し足し引きしないでください。

最後に、更新後のShopify画面、倉庫台帳、必要な各販路の販売枠を照合します。連携がある場合は次回同期後にも確認し、再び古い値へ戻るなら連携側の原因を追います。棚卸で数量が合ったことと、今後の差異原因が解消したことは別です。

UreyukiBoxで確認できる範囲

本サイトが運営するUreyukiBoxは、Shopifyデータの読み取り同期と、在庫調整を提供しています。Freeは商品100件・拠点1つまでで、棚卸しはStarter以上です。POSのレジ画面で操作する拡張機能とは分けてください。

全販路の差異を自動調査・修正する機能としては提供していません。他販路売上取込とPOS UI extensionは、v2で対応予定、提供時期未定で、現在は未提供です。楽天市場・Amazonとの直接連携や、利用中の一元管理システムとの更新競合の解消を保証するものではありません。

原因調査と更新経路を決めた後、Shopify側の在庫調整・棚卸しをまとめたい場合は、Shopify App StoreのUreyukiBox掲載ページでプランを確認し、UreyukiBoxをインストールするへ進めます。

よくある質問

棚にある数がShopifyの販売可能数と違えば、棚卸差異ですか?

それだけでは確定しません。実物には未発送注文へ確保した品や検品保留品も含まれます。同じSKU・ロケーション・時刻で手持ち数量を照合し、販売可能数とは分けて確認してください。

楽天・Amazon・Shopifyの在庫数を足せば実在庫になりますか?

同じ倉庫の在庫を各販路に表示している場合は重複します。物理的な保管場所を基準に一度だけ数え、販路の販売枠、未発送注文、FBA在庫、移動中の数量を別に照合します。

UreyukiBoxなら全販路の棚卸差異を自動で解決できますか?

全販路の差異を自動調査・修正する機能としては提供していません。現行版はShopify側の在庫調整とStarter以上の棚卸しを扱います。他販路売上取込とPOS UI extensionはv2で対応予定、提供時期未定です。

出典・確認日

2026-10-08に以下を確認しました。差異の数値例、原因候補、照合手順は編集部の運用提案です。各店舗の連携方式と実在庫は未確認であり、差異の原因や修正効果を断定するものではありません。

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