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Stocky 代替アプリ徹底比較|後継 6 選+データ移行で失敗しないチェックリスト

TL;DR

  • Stocky 終了後の 代替アプリは少なくとも 6 候補(Inventory Planner / Fabrikatör / Prediko / Assisty / Stockie / Stockwise)。
  • 選ぶ軸は 「価格帯」「PO(発注書)機能の柔軟性」「日本語対応」「Stocky からの移行ルートの有無」 の 4 つ。
  • 最終的には 2〜3 アプリを Free / Trial で実データを入れて触る のがいちばん早い。
  • 本記事の最後に、移行作業で取りこぼしを防ぐためのチェックリスト(PDF 配布なし、テキストでそのまま使える形式)を載せています。

終了スケジュールや移行の前提知識は前回の記事「Stocky 終了|2026 年 8 月 31 日でサポート停止、Shopify 在庫管理はどうする?」を先にご覧ください。


なぜ「比較」が必要なのか

Stocky は Shopify POS Pro に付帯 していたため、機能の良し悪しを意識せずに使えていた方が多いはずです。乗り換え先は 単独のサブスク で課金が発生する世界に変わるため、「自店舗の業務にとって過不足のないアプリを選ぶ」 ことが、毎月のランニングコストとデータ品質の両方に直結します。

選定軸は 4 つ。順を追って整理します。

  1. 価格帯 — 月額 $0〜$350+ までレンジが広い。SKU 数や売上規模で適切なゾーンが変わる。
  2. PO(発注書)機能の柔軟性 — 仕入先の数、最低発注金額(MOQ)、複数通貨、納品リードタイムなど。
  3. 日本語対応 / サポート — UI の翻訳と、問い合わせ対応の言語。両方をチェック。
  4. Stocky からの移行ルート — CSV インポートのみ?API 連携あり?人手サポートあり?

6 アプリ早見表(2026 年 5 月時点)

アプリ価格帯需要予測PO 機能日本語 UIStocky 移行
Inventory Planner中〜高◎(多変量)△(一部)○(CSV / API)
Fabrikatör$99〜$350◎(AI)◎(人手サポート明示
Prediko中〜高◎(AI)○(CSV)
Assisty○(レポート寄り)
Stockie$4.99〜$59.99
Stockwise(東京)Free 期間中

凡例: ◎ 強い / ○ 標準 / △ 弱い / ✗ 非対応

注意: 価格・機能は変動します。実際の選定時は各アプリの公式サイトと App Store の最新ページで再確認 してください。本表は 2026 年 5 月時点の公開情報をもとに作成しています。

1. Inventory Planner

老舗の在庫管理 / 需要予測アプリ。Sage 系列に組み込まれており、機能の網羅性 が強み。

  • 得意領域: 多変量需要予測、レポート、複数倉庫、複数通貨。
  • 苦手領域: 設定の重さ。「触り始めて 1 週間で挫折」という声が一部であるほど、初期投入の学習コストが高め。
  • 向いているストア: SKU 数 5,000+、複数倉庫運用、海外展開ありの中堅以上。

2. Fabrikatör

「Stocky 移行の 公式人手サポート」を明示している点で、ストア側から見ると 乗り換えコストが最も低い 候補のひとつ。

  • 得意領域: 需要予測、バックオーダー(先行受注)、PO ワークフロー。価格帯も中堅向け($99〜$350)。
  • 苦手領域: 日本語 UI なし。サポートも英語ベース。
  • 向いているストア: 英語の問い合わせに抵抗がなく、Stocky データの移行を最短で済ませたい中堅ストア。

3. Prediko

UI モダン / AI 需要予測寄り。レビュー評価も比較的高い。

  • 得意領域: AI モデルによる需要予測、可視化されたダッシュボード、Slack 通知。
  • 苦手領域: 日本語 UI なし。価格レンジは Fabrikatör と同等以上のことも。
  • 向いているストア: 数字を見て意思決定するのが好きで、ダッシュボードを業務に組み込みたいストア。

4. Assisty

Shopify 内のデータ可視化に強いアプリ。本体は レポートツール に近く、需要予測 / 在庫機能はその一部として提供される。

  • 得意領域: 売上 / 在庫 / 顧客分析のレポートを横断的に閲覧。
  • 苦手領域: PO(発注書)の自動化機能は他アプリより弱め。
  • 向いているストア: BI 的な使い方(ダッシュボード活用)を主目的にしたいストア。

5. Stockie

オーストラリア発、価格レンジが広い($4.99〜$59.99)のが特徴。小規模ストアでも導入しやすい。

  • 得意領域: シンプルな需要予測 / アラート。コスト最小で乗り換えたい場合の選択肢。
  • 苦手領域: 高度な PO ワークフロー(MOQ・複数通貨・分割納品)は弱い。
  • 向いているストア: SKU 数 1,000 以下、PO は手動で十分、コスト最小化したい個人 EC。

6. Stockwise(東京・渋谷)

国内開発元のアプリ。Free 期間中 ということもあり、立ち上がり期にいるが日本語サポートはアドバンテージ。

  • 得意領域: 日本語 UI、需要予測、アラート。
  • 苦手領域: レビュー数がまだ少なく、運用実績の検証はこれから。
  • 向いているストア: 日本語サポートを最優先し、立ち上がり期のサービスでも問題ないストア。

選び方フローチャート(テキスト版)

SKU は 5,000 を超える?
├─ Yes → 中堅以上 → Inventory Planner / Fabrikatör / Prediko を 2 つ Trial
│         (PO の柔軟性が必要 → Fabrikatör、ダッシュボード重視 → Prediko)
└─ No  → SKU は 1,000 を超える?
          ├─ Yes → 中規模 → Stockie / Prediko / Stockwise を Trial
          └─ No  → 小規模 → Stockie(最安)or Stockwise(日本語)

英語サポートに抵抗がある?
├─ Yes → Stockwise を最優先候補
└─ No  → 上記そのまま

Stocky 移行の手間を最小化したい?
└─ Yes → Fabrikatör(人手サポート明示)が候補に上がる

移行で失敗しないチェックリスト

選定後に走る データ移行作業 は、ここで取りこぼすと後が痛い領域です。最低限のチェック項目を時系列で並べます。

事前準備(移行決定 → 1 週間以内)

  • Stocky 管理画面から API キー を発行(既存ある場合は権限を再確認)
  • 店舗ドメインxxx.myshopify.com)を確認、メモ
  • Stocky の 発注書(PO)一覧 を CSV エクスポート
  • 仕入先(Suppliers) を CSV エクスポート
  • 在庫調整(Stock Adjustments) を CSV エクスポート
  • 税区分(Tax Types) を CSV エクスポート
  • 棚卸サイクル直前であれば 棚卸結果 を別途エクスポート

移行先での投入

  • 仕入先マスタを 新サービスのカラム命名規則 に合わせてマッピング
  • 発注書(PO)の ステータス(下書き / 発注済み / 入荷済み)を保持できるか確認
  • 過去 PO の履歴 はそのまま投入できないことが多い → 社内ストレージに PDF / CSV で保管
  • 税区分を 軽減税率 / 標準税率 / 非課税 で正しく分類
  • 再注文ポイント(reorder point) を Stocky から書き写し(自動移行されないアプリが多い)

動作確認

  • 試しに 新サービスから PO を 1 本作成、Shopify の在庫が正しく動くか確認
  • アラート(メール / Slack) が届くか手動でテスト
  • 需要予測 が表示されるかチェック(最低 2 週間分の販売データが入っていないと意味のある数字が出ない)

終了日(2026 年 8 月 31 日)

  • 最終バックアップ を取得
  • 旧 Stocky アプリは アンインストール せず、念のためそのまま残す(停止後にデータ確認可能性を残す)
  • 移行先アプリで 9 月 1 日からの新規 PO 作成 が回ることを再確認

FAQ

Q. 全部のアプリを試している時間がない。1 つに絞るとしたら?

A. 「Stocky の移行コストを最優先」なら Fabrikatör(人手サポートを明示)。「日本語サポート」なら Stockwise。「コストを抑えたい」なら Stockie。これは目安で、自店舗の規模・PO 運用の細かさで答えは変わります。

Q. Inventory Planner と Prediko はどちらが上?

A. 機能の網羅性なら Inventory Planner、UI / AI 推論の使い心地なら Prediko、というのが大まかな分かれ目です。実際は 2 アプリを 2 週間ずつ Trial して、データ取り込みのスムーズさと予測精度を比較するのが確実です。

Q. アプリが多すぎて選べない。Shopify 公式は推奨してくれないの?

A. Shopify は 特定のアプリを公式推奨することはありません。App Store のレビュー数 / 評価 / レビューコメントが事実上の選定材料です。ただしレビューは英語が多いので、日本のストアの実情とは温度差 があることに留意。

Q. 自社開発(Excel / Sheets / 内製ツール)に戻すのは?

A. SKU が 100 程度までなら現実的ですが、Shopify 在庫変動との同期ロジックを自前で組むコスト を試算すると、月 $50〜$200 程度のアプリのほうが圧倒的に安く済むケースが多いです。

UreyukiBox の立ち位置

最後に、本サイトを運営している UreyukiBox の立ち位置だけ簡単に。

  • 2026 年 7 月 15 日ローンチ予定。Stocky 終了直前のタイミングで間に合うように準備中。
  • 特徴 1: Stocky の API から 仕入先 / 発注書 / 在庫調整 / 税区分 をまるごと取得して自社 DB に永続保存。「移行が完遂できなかったら初回課金分を全額返金」する保証付き。
  • 特徴 2: お中元・お歳暮・GW・お盆など、日本固有の季節性 をモデルに組み込む方向で開発中(ローンチ時点では基本予測 + 季節係数の調整から開始)。
  • 特徴 3: Shopify Admin に 埋め込まれる UI(Polaris デザインシステム)で、別ツール感のない操作体験。

ローンチ通知を希望される方向けの Waitlist は LP 公開時に追加予定です。


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本記事は 2026 年 5 月時点で公開されている各アプリの公式情報・Shopify App Store の記載に基づきます。価格・機能は変動するため、選定時は必ず最新情報を確認してください。