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Shopifyを複数倉庫で始めるには|発送拠点・分割配送・補充先を決める
倉庫に20個、店舗に10個ある商品を、Shopifyで「30個売れる」と考えてよいでしょうか。店舗から通販の発送をしないなら、その10個を注文の出荷元にできるとは限りません。導入前に決めたいのは、どこにあるか、どこから発送できるか、足りないときにどこへ補充するかです。
この記事は、複数の保管場所を持つ店がShopifyの導入・開店を検討するときの実務整理です。初期登録全体はShopifyで始める在庫・発注のチェックリストへ進み、ここでは発送と補充の拠点設計を掘り下げます。
保管場所ごとに「発送できる注文」を書く
Shopifyの複数ロケーションの在庫管理では、店舗・倉庫・フルフィルメントアプリなどで商品を管理し、ロケーションごとに異なる数量を持てます。まず、実際の場所と管理画面のロケーションを対応させましょう。
次の表は設定前に作る編集部の確認表です。アプリが自動作成するものではありません。
| 場所 | 保管する商品 | オンライン注文の発送 | 補充を受け取る担当 |
|---|---|---|---|
| 自社倉庫 | 通販用の全商品 | 対象地域・締切時刻を確認 | 倉庫担当 |
| 実店舗 | 店頭販売分 | 発送しない、または対象商品を限定 | 店舗担当 |
| 外部物流倉庫 | 委託した商品 | 契約・連携サービスに沿う | 物流窓口 |
同じSKUでも、店舗分を通販へ回せるまでに移動・検品が必要なら、その所要日数を残します。Shopifyへ場所を登録しただけで、外部倉庫との受注連携や店舗からの発送業務が成立するわけではありません。
注文のルーティングと送料の設定を分ける
Shopifyの注文ルーティングは、注文の商品をどのロケーションで処理するかを決める仕組みです。分割を抑える、特定拠点を優先するなど、ルールの組合せと順序を確認します。
一方、配送プロファイルや配送料は、配送できる地域や購入者の支払い額に関わります。「発送元を優先したから送料も希望どおり」とは判断せず、別々に確認してください。具体的なルールを設定する前に、次のどれを優先するかを店内で決めます。
- 一つの荷物で送るために、全商品を揃えられる倉庫を優先する。
- 分割が増えても、配送先に近い拠点を優先する。
- 発送業務を集約するために、指定倉庫を優先する。
近さだけで選ぶと、取扱商品や作業時間の制約を見落とすことがあります。自店の利用プラン、外部物流の対応範囲、管理画面で利用できるルールを確認してから選びましょう。
合計在庫が足りても、荷物が分かれる例
編集部の仮例として、商品Aを3個、商品Bを1個買う注文を考えます。全数が販売可能で、両倉庫とも配送先に発送できる条件です。
| 商品 | 東倉庫 | 西倉庫 | 注文数 |
|---|---|---|---|
| A | 2 | 4 | 3 |
| B | 1 | 0 | 1 |
全体では足りていますが、どちらの倉庫も注文全体を単独では満たせません。Shopify公式資料でも、一拠点で処理できない注文は複数拠点に分割される場合があると説明しています。「分割を最小限にする」は、どの注文も必ず一箱で届くという保証ではありません。
この例では、東倉庫へAを補充する選択肢があります。ただし、移動中の商品が今すぐ使えるわけではありません。今日の注文をどう発送するかと、来週以降の在庫配置をどう変えるかは分けて決めてください。
分割発送の表示設定と、在庫の制約を確認する
Shopifyのチェックアウトでの分割発送には、複数の発送元・配送プロファイルに応じた表示と配送料の説明があります。購入者への表示設定と、倉庫で実際に一つの注文を揃えられるかは別の確認事項です。
確認時点の公式資料では、「マーケットごとの配送オプション」へアップグレード済みのストアは分割発送が有効になり、有効・無効の切替設定は適用されません。自店がどちらの仕組みを使うかを確認してください。また、同一商品の注文数量を一つのロケーションで揃えられない場合には、チェックアウトの分割発送に制約があります。先ほどの例はAを西倉庫だけで3個揃えられますが、Aを5個買う場合は別の条件です。合計在庫だけを根拠に購入可能とは判断しません。
開店前は、検証用環境とテスト決済など、実顧客や実倉庫へ発送指示が流れない方法で次を確認します。物流アプリの挙動はサービスごとに異なるため、管理画面の表示だけで実出荷まで確認済みとは扱いません。
| 確認する注文 | 購入者側で見るもの | 管理側で見るもの |
|---|---|---|
| 一倉庫で全数を揃えられる | 送料・配送方法・到着案内 | 選ばれた発送元 |
| 二倉庫に分かれる組合せ | 分割表示・合計送料 | 商品と数量の割当先 |
| 店舗だけに在庫がある | 対象地域で購入できるか | 店舗へ意図しない発送依頼がないか |
| 特定地域へ送れない商品を含む | 購入可否・案内内容 | 配送条件との整合 |
発送設計が決まったら、拠点別に補充を考える
全体の在庫数だけで発注すると、売れる倉庫が欠品し、別の場所に余ることがあります。注文が多い商品、分割されやすい組合せ、移動にかかる日数を記録し、仕入先から届ける先を決めます。楽天市場・Amazonと同じ商品を扱うなら、併用店の在庫・発注設計も合わせて確認してください。
本サイトが運営するUreyukiBoxは、Shopify側の在庫・発注・入荷を管理するアプリです。Freeは商品100件・拠点1つまで。拠点上限はStarterで2、Proで5、Businessで無制限となり、発注点・数量提案はStarter以上、拠点間移動はBusinessです。現物を確認してから入荷を登録し、同期しただけで在庫を増やすものではありません。
発送元のルーティング、チェックアウトの送料設定、外部物流への配送指示をUreyukiBoxが代わりに設定するとは案内していません。他販路売上取込とPOS UI extensionはv2で対応予定、提供時期未定で、現在は未提供です。楽天市場・Amazonとの直接連携も本記事では確認していません。
Shopify側の発送設計を整理した後に補充管理を検討するなら、Shopify App StoreでUreyukiBoxの機能・プランを確認し、インストールへ進むことができます。既存LPと同じインストール導線も利用できます。
よくある質問
倉庫と店舗の在庫を合算すれば、Shopifyで全部売れますか?
合算だけでは判断できません。オンライン注文を発送できるロケーション、配送先へ送れる配送設定、注文ルーティングを確認します。保管している数量と、その注文に使える数量は分けてください。
分割発送を最小限にする設定なら、必ず一つの倉庫から届きますか?
必ずではありません。一つのロケーションで注文を満たせない場合などは分割されることがあります。チェックアウトの表示設定とも分けて、実際の商品の組合せと配送先で確認してください。
UreyukiBoxを入れると発送拠点や送料も自動で決まりますか?
発送拠点のルーティングや送料を設定するアプリとしては案内していません。Shopify側で発送設計を行い、UreyukiBoxは在庫・発注・入荷の管理に使います。拠点数と機能に応じたプランを確認してください。
出典・確認日
以下の公開資料は2026-10-08に確認しました。確認表、数量例、導入前の検証手順は編集部の実務提案で、Shopifyが指定する必須手順や実店舗の検証結果ではありません。
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